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成田、8月の国際線旅客は1%増-グアムが17%減

  • 2017年10月4日

 成田国際空港(NAA)によると、8月の国際線旅客数(速報値)は前年比1.1%増の306万7724人だった。このうち日本人は0.5%増の147万503人。外国人は8.6%増の127万9389人となり、8月として過去最高となった。4月のティーウェイ航空(TW)やチェジュ航空(7C)、6月のエアプサン(BX)など、韓国線の増便が訪日客数を後押しした。

 通過客は19.1%減の31万7832人。デルタ航空(DL)が昨年10月に関空/成田/ニューヨーク線などの米国線やバンコク線などを運休したことなどが響いた。旅客便の発着回数は2.0%増の1万4925回で、開港以来過去最高となった。

 方面別の旅客数では、アフリカが52.4%増の3200人となったほか、韓国が17.4%増の16万2400人、香港が16.2%増の13万2300人、中東を含むアジアが14.9%増の36万800人となり、いずれも2桁増を記録。オセアニアと欧州も前年を上回った。最も落ち込んだのは北朝鮮問題の影響を受けたグアムで、17.4%減の5万1300人。このほか台湾、太平洋、中国も前年を下回った。

 なお、8月の国内線旅客数は8.4%増の74万1402人で、旅客便の発着回数は8.4%増の4860回だった。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。