英政府、爆弾事件でテロ脅威レベル最高に-その後引き下げ

  • 2017年9月19日

 在英日本大使館によれば、英国政府は9月15日にロンドンの地下鉄駅で発生した爆弾テロ事件を受け、テロ脅威レベルを5段階中最高度の「critical(危機的。テロ攻撃が差し迫っている)」に引き上げた。その後、捜査に一定の成果が見られたことから、17日午後には事件発生前と同じ、上から2番目の「Severe(深刻。テロ攻撃が発生する可能性が非常に高い)」に引き下げたものの、日本大使館は旅行者に対して、引き続き警戒を怠らないよう呼びかけている。

 具体的には、ニュースなどで最新情報の入手に努めるとともに、テロの標的となりやすい不特定多数の人々が集まる場所などを訪れる際には周囲の状況に注意を払うこと、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れることなどを推奨している。

 今回の事件では民間人約30人が負傷。イスラム教過激派組織のISILが犯行声明を発出している。