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日本航空、国際線機内食で挑戦、植木氏「世界のトップへ」

  • 2017年8月28日

▽落合シェフ「機内食が楽しみになる時代に」

「マイルドエビチリ翡翠ライス添え」。控えめな辛さで食べやすい 「RED-35」の監修によるメニューは3ヶ月毎に変更し、1年間で約160万食を提供。まずは9月から11月までの「秋メニュー」で中華と洋食を提供する。中華のメニューは「マイルドエビチリ 翡翠ライス添え」とサイドメニューの「よだれ鶏」で、同メニューを監修した井上さんは、機内食は大人から子供まで幅広い客層が食べるため、開発の際には四川料理の「辛さ」 が課題となったことを説明。「エビチリの辛味をどこまで抑え、アレンジして美味しい状態で提供できるか、関係者の皆様と試行錯誤した」と振り返った。

桂シェフが監修した洋食。メインディッシュの蓋にはシェフの写真と料理名をプリントしている 洋食は、ザ・プリンスパークタワー東京の「レストラン ブリーズヴェール」の桂有紀乃さんが担当。「ハンバーグ パプリカのケチャップ風ソースフィットチーネクリームソース」やサイドメニューの「タコポテトサラダ バーニャカウダーソース」「ココナッツのブラマンジェと南国風リンゴのコンポート」を提供する。

落合氏 植木氏は「今回の取り組みを通して、有望な若手シェフが世界に羽ばたき、さらに活躍することを期待したい」とコメント。RED U-35の審査員を務めるイタリア料理店「LA BETTOLA 」のオーナーシェフの落合務氏は「(今回の取り組みにより)中華のみならず和食・洋食もおいしい機内食がどんどんできてくるのでは。機内食が楽しみになる時代になってきたと思う」と話した。新たな機内食を提供する路線は以下の通り。

▽JL、新機内食の提供路線(9月1日~18年8月31日)
・成田発:シカゴ、ダラス、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、モスクワ、シドニー、メルボルン、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、ハノイ、ホーチミン、バンコク、マニラ行き
・羽田発:ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、シンガポール(JL037便のみ)、バンコク(JL031便のみ)行き
・中部発:バンコク行き
・関西発:ロサンゼルス行き