ANAとJAL、17年上半期国内線旅客は4.7%増、利用率66.7%

  • 2017年8月6日

 全日空(NH)と日本航空(JL)の2017年上半期(1月~6月)の国内線の運航実績で、2社の旅客数の合計は前年比4.7%増の3461万4827人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が前年並みだったのに対し、旅客輸送量を表す有償座席キロ(RPK)が4.9%増となり、利用率は3.1ポイント増の66.7%となった。

 2社のうち、8月3日に運航実績を発表したNHの旅客数は4.2%増の1859万7096人。ASKは0.3%減、RPKは4.6%増で、利用率は3.0ポイント増の65.2%だった。一方、JLは旅客数が5.4%増の1601万7731人。ASKは0.3%増、RPKは5.3%増、利用率は3.3ポイント増の68.9%となった。

 6月単月の2社の旅客数は5.9%増の586万6180人で、ASKは0.8%減、RPKは6.0%増となり、利用率は4.3ポイント増の67.0%に。このうちNHの旅客数は4.8%増の313万5481人で、ASKは1.6%減、RPKは4.8%増、利用率は4.0ポイント増の65.1%だった。JLの旅客数は7.3%増の273万699人で、ASKは0.4%増、RPKは7.7%増、利用率は4.8ポイント増の69.8%だった。

 NHの路線別の旅客数は羽田/新千歳線が最も多く、2.0%減の30万5977人。2位は羽田/福岡線が3.4%増の25万5793人、3位は羽田/伊丹線が6.3%増の23万1937人で、上位6路線は羽田線が占め、5月と同様の順位となった。

 旅客数の伸び率では、関空/福岡線が91.6%増の5456人、福岡/宮崎線が88.1%増の1万7903人、羽田/宮古線が64.7%増の1万3927人。利用率が最も高かったのは新千歳/利尻線で82.1%となり、以下は成田/伊丹線が82.0%、中部/宮古線が81.5%と続いた。

 なお、JLは7月25日に上半期と6月の実績を発表している。詳細は別途記載(下記関連記事)。

▽NH、17年度上半期
国内線