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主要49社、16年度の海外旅行は2.4%減、単価は4.8%減

  • 2017年7月19日

▽3月は欧州復調で9.8%増、今月もHISが首位に

 3月単月の海外旅行の取扱額は9.8%増の1941億2558万円だった。観光庁によると、北米・ハワイ、豪州が増加したほか、テロ事件の影響で低迷していた欧州が復調傾向にあり、伸長したという。募集型企画旅行は取扱額が3.5%増の550億3308万円、取扱人数が1.5%減の33万5826人で、単価は5.1%増の16万3874円となった。

 企業別で見ると、取扱額が最も大きかったのはHIS5社で16.2%増の370億8587万円となり、2ヶ月連続で1位となった。2位はJTB15社で0.9%増の364億7341万円、3位はJTBワールドバケーションズで0.1%減の177億6225万円だった。

 前年からの伸び率では、名鉄観光バスが43.4%増の495万円で1位に。次いで、日立トラベルビューローが38.2%増の19億5946万円、西武トラベルが32.3%増の2億1511万円、菱和ダイヤモンド航空サービスが31.2%増の5億834万円、読売旅行が27.9%増の10億3678万円となり、計33社が前年を上回った。

 なお、国内旅行の取扱額は0.7%減の3050億7769万円、外国人旅行は22.5%増の214億6280万円で、総額は3.8%増の5206億6607万円となった。募集型企画旅行の取扱額の合計は1.1%増の1520億1193万円、取扱人数は2.3%減の377万1158人で、単価は3.5%増の4万309円となった。国内旅行と外国人旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。


▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2016年度累計
2016年度累計(詳細データ)
3月単月