ハイアット、新たな会員プログラムで満足度向上へ-商談会開催

  • 2017年6月12日

ウォン氏(右)  ハイアットホテルズアンドリゾーツは先ごろ、東京、大阪、福岡で商談会「ハイアットフェア2017」を開催した。今年で17回目を迎えるもので、今回は25軒のホテルの担当者が来日。3都市で計491名が参加した。

 都内で開催したレセプションでは、アジア太平洋地区ヴァイスプレジデントでグローバルセールスを担当するアンドリュー・ウォン氏が挨拶。今年3月から導入した新たな会員プログラム「ワールドオブハイアット」により、利用者の満足度のさらなる向上に務める考えを示した。

 「ワールドオブハイアット」は、これまでの会員プログラム「ハイアットゴールドパスポート」を刷新したもの。以前は宿泊数または滞在回数に応じてステータスを決定していたが、新たなプログラムでは宿泊数または利用金額に応じて決定し、そのほか協賛するレストランなどを利用した場合も加算対象とする。ステータスに応じて、ハイアットの5つのブランドについて無料宿泊などの特典を利用できる。

 ウォン氏は、日本市場を「非常に重要な市場の1つ」と強調し、なかでも国内旅行が最も大きな割合を占めることを説明。海外旅行については、パリやミラノなどヨーロッパ方面が大きく、次いでニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ、ハワイ、グアムなどの米国が人気という。

 そのほか、日本市場については「最近ではメキシコを訪れる日本人も増えている」と語った。メキシコについては、全日空(NH)が2月に成田/メキシコシティ線を1日1便で開設。3月にはアエロメヒコ航空(AM)が週5便からデイリー運航へと増便している。