KNT-CT、4月の国内は1.0%増、団体・企画が増加

  • 2017年6月13日

 KNT-CTホールディングス(KNT-CT)の4月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比1.0%増の241億1483万円となり、3ヶ月ぶりに前年を上回った。団体旅行は3.0%増の61億5719万円、企画旅行は1.0%増の142億4868万円と増加した一方、個人旅行は2.3%減の97億896万円となった。

 団体旅行のうち一般団体は、宗教団体の増加などにより1.0%増の21億8436万円。学生団体は修学旅行などの増加により4.1%増の39億7283万円だった。

 企画旅行のメイトは0.5%増の39億1440万円。方面別の取扱人数は昨年の北海道新幹線の開業効果からの反動で北海道や東北が不振だったが、九州、沖縄、伊勢志摩、関東近郊などの方面が前年を上回った。

 クラブツーリズムの取扱額は1.2%増の103億3428万円。バス旅行を除く国内旅行部門では道南方面が不振だったが、東北や東海、伊勢志摩が好調に推移した。バス旅行部門は軽井沢バス事故の影響による不振から回復傾向にあり、日帰り旅行を中心に好調に推移したという。

 なお、国内旅行以外では、海外旅行が0.2%増の82億1477万円、外国人旅行が0.5%増の18億9288万円で、関連商品などを含めた総計は1.0%増の351億5616万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。