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5月の宿泊業倒産は3件増の6件、負債計20億円

  • 2017年6月8日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2017年5月の宿泊業の倒産件数は前年比3件増の6件だった。負債総額は19億900万円増の20億4400万円で、東日本大震災関連の倒産はなかった。倒産形態はすべてが破産。

 負債が最も大きかったのは長野県の別所温泉で旅館「臨泉楼 柏屋別荘」を運営していた柏屋別荘で、負債総額は9億9500万円。2004年7月期には3億6500万円の売り上げを計上したが、その後は景気低迷を受けて利用者が減少。過去の設備投資による借入負担も重く、今期に入っても状況が改善しなかったことから事業継続を断念した。

 なお、旅行業の倒産件数は2件減の1件で、負債総額は2000万円だった。旅行業の詳細は別途記載(下記関連記事)。