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日本航空、4月の国際線旅客は0.7%減、利用率は8割

  • 2017年5月29日

 日本航空(JL)の2017年4月の運航実績で、国際線の旅客数は前年比0.7%減の67万8746人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が1.7%減だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は1.5%増となり、利用率は2.5ポイント増の80.0%となった。

 方面別の旅客数は、「欧州」が14.0%増の6万26人となり6ヶ月連続で前年を上回ったほか、「米大陸」も8.6%増の9万7492人と増加した。その他の方面は前年を下回っており、もっとも減少幅が大きかったのは「オセアニア」で23.2%減の9532人。JLによれば、4月に全244席のボーイングB777型機から、全195席のB787-9型機に機材を小型化したことによるものという。次いで「ハワイ・グアム」が10.5%減の7万6864人、「韓国」が3.8%減の4万7850人と続いた。最も旅客数が多かったのは「東南アジア」で0.7%減の27万7394人だった。

 利用率が最も高かったのは「東南アジア」で3.5ポイント増の85.1%。「欧州」も5.8ポイント増の83.1%と8割を超えた。最も伸び率が高かったのは「欧州」で、2位は「東南アジア」、3位は「米大陸」が2.6ポイント増の75.7%と続いた。最も減少幅が大きかったのは「韓国」で2.9ポイント減の77.1%。「オセアニア」も0.8ポイント減の77.5%となった。