韓国観光公社（KTO）によると、2017年4月の日本人旅行者数は前年比5.4％減の16万5748人となり、九州地震などの影響を受けて減少した昨年5月以来、11ヶ月ぶりに前年を下回った。韓国については、外務省が4月11日に朝鮮半島情勢の不透明化を受けて注意喚起のスポット情報を発出。KTOによれば、日本人旅行者の旅行のキャンセルが相次いだことなどから減少した。なお、現在は「キャンセルは落ち着いている」という。

　16年の訪韓日本人旅行者数は、前年に流行した中東呼吸器症候群（MERS）の影響から回復し、25.0％増の229万7893人を記録。17年は「完全回復」に向け年間250万人をめざしているが、1月から4月までの累計は14.6％増の78万120人と伸び悩んでいる。