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宿泊旅行実施率は32.1%、微減続く 日観協の1-3月期観光動向調査

 日本観光振興協会(山口範雄会長)がまとめた3月調査分(1-3月期)の短期観光動向調査の結果によると、宿泊旅行実施率は対前年同期比で1.0ポイント減の32.1%だった。1-3月期は2012年から微減傾向が続いている。

 旅行目的地別では、これまで通り関東、関西、九州の順に多いが、関東と関西が0.3ポイント、九州が0.5ポイントのマイナスになるなど全体的に微減。東北が0.3ポイント増となった。

 1-3月期の意向が実際の旅行に結び付いた割合を示す実現率は、意向36.6%に対して実績32.1%から87.7%と算出。前年同期比から0.1ポイント下落した。年代別では30代が93.3%でトップとなったが、20台学生が前年を6ポイント以上割り込む85.5%にとどまった。地域別では東北、関東、中部、関西、四国が100%超えを記録した。

 4-6月期の全体の宿泊旅行意向率は同0.5ポイント減の38.4%。12年からの6年間で最低となった。

 調査は一般消費者を対象に四半期ごとに実施。今回のサンプル数は4572。

 (17/04/21)


情報提供:トラベルニュース社