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エア・ドゥ、19年度までのローリングプラン、目標値など修正

  • 2017年4月20日

 エア・ドゥ(HD)は4月19日、「2017~2019年度 中期経営戦略 ローリングプラン」を発表した。同社は昨年2月に16年度から18年度までの中期経営戦略を策定しているが、LCCとの競争の激化などを受けて計画を修正した。19年度の目標として営業収入500億円、営業利益23億円、経常利益16億円、当期純利益11億円、営業利益率4.6%をめざす。

 中期経営戦略において18年度の目標として掲げていた営業収入500億円、営業利益27億円、経常利益18億円、当期純利益13億円については、ローリングプランでは営業収入490億円、営業利益22億円、経常利益15億円、当期純利益10億円に下方修正。営業収入500億円については1年後倒しで19年度に達成することとした。同社によれば、LCCとの競争に加えて、羽田/新千歳線で運航している深夜便の需要が想定していたほど伸びなかったことも要因という。

 ローリングプランでは戦略の見直しもおこなっており、例えば路線計画については、将来の国際線就航に向けて国際チャーター便の運航に積極的に取り組むとした。時期や区間などは未定。また、19年度には国内線の新規路線開設をめざすという。

 機材については、中型機のボーイングB767-300型機4機と小型機のB737-700型機9機の13機体制を継続する考え。ただしB767-300型機については、18年度下期に2機を新たな同型機に入れ替え、18年度中に残る2機の後継機を決定する。B767-300型機以外に変更する可能性もあるという。