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地球の歩き方、訪日旅行振興などで「総合研究所」設立


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 「地球の歩き方」を発行するダイヤモンド・ビッグ社は4月11日、「地球の歩き方総合研究所」を発足した。ガイドブックの発行や海外への送客促進などに関する取り組みで培ったノウハウを活かして、観光振興や地域の活性化をめざす地方自治体や団体、企業、海外の政府観光局などに各種のサービスを提供をすることが目的で、調査・研究、コンサルティング、観光パンフレットなどの作成、観光情報の発信、商品開発、集客支援、人材育成などをサポートする。「旅育」をテーマに研究・調査活動を進めて、旅行市場の拡大もめざすという。

 メインターゲットは訪日旅行に取り組む地方自治体や企業で、同研究所事務局長でダイヤモンド・ビッグ社メディアマーケティング事業本部副本部長の弓削貴久氏によれば、訪日旅行の案件と海外旅行の案件の比率は8対2を見込む。同社は2009年に訪日外国人向けフリーマガジン「GOOD LUCK TRIP」を創刊。以降は地方自治体などと訪日誘客事業に取り組んでいる。

 理事長は同社代表取締役社長の三橋和夫氏、所長はシンガポールのプライムトラベル会長でVISIT JAPAN大使の西村紘一氏が務める。研究員はダイヤモンド・ビッグ社スーパーバイザーの川端祥司氏、東京都の旅館「鳳明館」社長の小池邦夫氏、観光ビジネス総研代表の刀根浩志氏など5名で、顧問として慶應義塾大学商学部教授の加藤一誠氏、東洋大学国際観光学部准教授の矢ヶ崎紀子氏が就任する予定だ。