JTB、宿泊施設などへの電力供給開始、5月から

  • 2017年4月2日

 JTBコミュニケーションデザインは5月1日から、宿泊施設やレジャー施設などの観光関連事業者を対象に、電力の販売を開始する。同社は昨年4月に電力販売のための体制作りを開始し、6月には小売電気事業者として登録。まずは中部電力が供給するエリアから開始し、2018年までに全国展開して、20年には売上高100億円をめざすという。

 同社はこれまでに中部地域の約130施設に対して、電気料金の削減シミュレーションを実施。その結果、すでに鳥羽市観光協会などの10社・団体から切り替えの申し込みがあったという。

 多言語対応や人材育成など、同社が提供する各種のソリューションを電力とあわせて導入する施設に対しては、導入費用の軽減を検討する考え。また、徴収した電気代の一部は、DMOや観光協会などの団体に財源として還元するという。

JTBコミュニケーションデザインの電力供給モデル(※クリックで拡大)