阪急交通社グ、1月の国内は16.3%減、外国人が久々の減少

  • 2017年3月14日

 阪急交通社グループ3社(※)の2017年1月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比16.3%減の68億9935万円と、2ヶ月連続で前年を下回った。主力の阪急交通社は東北、中国、沖縄方面が増加した一方、昨年に好調だった四国お遍路の逆打ちツアーの反動などにより、全体では前年を下回った。

 業務渡航系の2社については、阪急阪神ビジネストラベルは引き続き企業の出張が好調で14.4%増の2億7595万円に。阪神トラベル・インターナショナルは今年度から一部の得意先を阪急阪神ビジネストラベルに移管したことなどから、58.1%減の795万円となった。

 グループ3社の外国人旅行の取扱額は14.1%減の7585万円で、11ヶ月ぶりに前年を下回った。阪急交通社はアジアにおけるFITの増加などの影響を受け、53.5%減の4101万円に。阪急阪神ビジネストラベルは3483万円で、16年度から集計を開始したため前年比はない。なお、阪神トラベル・インターナショナルは外国人旅行を取り扱っていない。

 3社の海外旅行の取扱額の合計は16.8%増の151億1365万円で、総計は3.9%増の220億8884万円となった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。


※阪急交通社、阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナル