JRバス、東京/大阪間に新型夜行バス、全席にタブレット用意

  • 2017年3月5日

(上)外観、(左)プレシャスクラス、(右)アドバンスクラス 西日本ジェイアールバスとジェイアールバス関東は3月31日、大阪/東京間の夜行高速バス「ドリーム号」の新型車両として、「DREAM Relier(ドリーム ルリエ)」を導入する。ドリーム ルリエは高品質を売りにした車両で、外観デザインにもパールホワイトの塗装を採用。車内は、2列シートの「プレシャスクラス」と、3列シートの「アドバンスクラス」の2クラスを設置した。

 プレシャスクラスは、足を伸ばしても寝返りができる広さに設計。また、レッグレストにはヒーターを設けた。座席数は4席で、販売価格は普通運賃が1万4000円から1万8000円、学割運賃が1万3500円から1万7500円。一方、アドバンスクラスはゆりかごをイメージした「クレイドル」型で、ゆったりと過ごせるようシートピッチは1メートル以上確保したという。座席数は14席で、販売価格は普通運賃が1万400円から1万2500円、学割運賃は9900円から1万2000円とした。

 さらに、車内では全席にタブレット端末「iPad mini4」とタブレット用イヤホンを用意。インターネットや「dマガジン for Biz」、「Abema TV」などのコンテンツを無料で提供する計画という。このほか、充電用コンセントや無料WiFi、トイレ、空気洗浄機つきエアコン、スリッパ、毛布も備え、安全対策として衝突被害軽減ブレーキシステムや衝突防止補助システム、映像記録型ドライブレコーダーなどを搭載した。

 新型車両の導入に合わせ、両社は4月1日に京阪神/東京線のダイヤおよび運賃を改定。東京発のバスタ新宿に停車する夜行バスの運行日を拡大するほか、4列シートの昼行バス「青春昼特急号」を1往復増便する。また、昼行と夜行バスの3列シートの運賃体系を統一するという。なお、新型車両の認知度向上のため、3月2日からAKB48の横山由依さんを起用したCMを特設サイトで公開している。

▽訂正案内(編集部 2017年3月7日21時00分)
・訂正箇所:第3段落第2文
誤:・・・「AmebaTV」などのコンテンツを・・・

正:・・・「Abema TV」などのコンテンツを・・・
お詫びするとともに訂正いたします。