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日本航空、1月の国際線旅客は0.5%増、中国は旧正月効果

  • 2017年2月19日

 日本航空(JL)の2017年1月の運航実績で、国際線旅客数は前年比0.5%増の70万7092人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は0.3%減だったところ、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は2.3%増となり、利用率は2.0ポイント増の78.9%となった。

 方面別旅客数は「欧州」が12.1%増の4万9829人、「中国」が10.2%増の12万3353人となり、昨年12月と同様にそれぞれ2桁増加となった。JLによれば、欧州はテロ事件の落ち込みから回復傾向にあること、「中国」は旧正月の休暇が1月27日から始まったことが増加の要因という。このほか「米大陸」も6.0%増の9万7252人と前年を上回った。

 最も旅客数が多かったのは「東南アジア」で3.7%減の28万1833人。このほか「韓国」は3.0%減の5万3205人、「オセアニア」は3.4%減の1万2954人、「ハワイ・グアム」は6.5%減の8万8332人となった。

 利用率が最も高かったのは「オセアニア」で2.0ポイント減の83.3%。以下は「韓国」が2.8ポイント減の82.9%、「ハワイ・グアム」が0.6ポイント減の82.0%となり、8割を上回った。最も伸び率が高かったのは「欧州」で11.1ポイント増の79.8%。2位は「中国」で10.6ポイント増の78.2%、3位は「米大陸」で0.5ポイント増の75.9%となった。