外務省、ケニアでのテロに注意喚起、ナイロビで爆破未遂

  • 2017年2月7日

 外務省はこのほど、ケニアを訪れる旅行者にテロに対する注意喚起を促すためのスポット情報を発出した。2月1日にナイロビ市の中心部で爆弾テロ未遂事件が発生したことなどを受けたもの。近年は隣国ソマリアのイスラム教過激派組織であるアル・シャバーブのケニア国内における活動が活発化していることや、今年8月には大統領選挙が予定されていることなどから、全土でテロに対する警戒が必要としている。

 外務省は旅行者に対して、最新の関連情報の入手に努めるとともに、軍や警察など治安関係施設、人が多く集まる施設にはできるだけ近づかないようにすること、外出時に不審な状況を察知したら速やかにその場を離れることなどを推奨している。

 外務省はケニアについて、ソマリアとの国境地帯などにレベル4の退避勧告を、ウガンダとの国境地帯などにレベル3の渡航中止勧告を、モンバサ郡などにレベル2の「不要不急の渡航は止めてください」を発出しているところ。ナイロビ郡については、地域によりレベル1の注意喚起またはレベル2に指定している。