3つの柱で飛躍 JATA関西支部が年賀会

 一般社団法人日本旅行業協会関西支部(光山清秀支部長)恒例の年賀会が1月5日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで開かれた。会員をはじめ在関西総領事館、国内外の関係機関関係者ら430人が参加、旅行業界の2017年の飛躍に向けて気持ちを新たにした。

 光山支部長は「17年の活動は3つの柱で進めていきたい」と述べた。1つ目は事業領域活動とし、海外旅行については日中国交50周年や平昌冬季五輪をフックにした旅行者数2千万人達成に向けて「関西では独自に関空会社と欧州チャーター便を計画している」。また国内旅行については豪華寝台列車「瑞風」やUSJの新エリアを最大限活用していくとした。2つ目は経営環境整備活動とし、ITへの取り組みや人材育成などに注力する。3つ目はツーリズムEXPO、関西支部で毎年行っている熊野古道の道普請など団体活動を挙げ「皆さんの意見を反映し支部活動を進める」。

 近畿運輸局の若林陽介局長は、昨年末にIR推進法が国会で成立したことを受け「訪日外国人観光客の30年6千万人達成に向けて大きなステップになるのは間違いない」とし、地方へもインバウンドの流れが生じるよう取り組んでいくと表明した。

 関西エアポートの山谷佳之社長は、乾杯の発声の中で、関空の利用者が現在インバウンド7割、アウトバウンド3割の偏重傾向の是正に旅行業とともに改善したいと話した。

 (17/01/30)

情報提供:トラベルニュース社