11月の旅行収支は786億円の黒字、2桁減に

  • 2017年1月15日

 財務省によると、2016年11月の旅行収支は前年比12.7%減の786億円の黒字となった。受取額が5.9%増の2637億円だったのに対し、支払額は16.3%増の1851億円。日本政府観光局(JNTO)によると11月の訪日外客数は同月として過去最高の13.8%増の187万5400人、日本人出国者数は10.6%増の148万1000人となっている。

 旅客や貨物の航空輸送と海上輸送、建設や金融などを含めた「サービス収支」は22.4%増の738億円の黒字となり、前年から黒字幅を135億円拡大した。航空輸送のうち旅客は、受取額202億円に対して支払額が580億円で、収支は前年から67億円改善して378億円の赤字に。海上輸送の旅客は受取額なしに対して支払額が3億円で、前年から2億円改善して3億円の赤字となった。

※旅行の受取額は訪日外国人旅行者、支払額は日本人海外旅行者の、それぞれの宿泊費や飲食費など。輸送は旅客や貨物の運賃。