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オーストラリア、新局長に中沢祥行氏、元IATA日本代表

  • 2016年11月4日

 オーストラリア政府観光局(TA)日本局長に12月1日、中沢祥行氏が着任する。中沢氏は国際航空運送協会(IATA)日本事務所代表やホテル・リザベーション・サービス(HRS)ジャパン・マネージングディレクターなどを務めた経歴を持つ。12月以降はTAノースアジア地区局長のアンドリュー・ホグ氏のもと、日本市場を統括していく。

 中沢氏は1994年に日本交通公社(現ジェイティービー)に入社した後、本社経営改革部・マネージャー、事業創造本部・国際担当部長などを歴任。2006年からの8年間はIATA日本事務所代表を務め、その後はHRSジャパンのマネージングディレクターに就いていた。

 TAノースアジア局長のホグ氏によると、中沢氏を任命した主な理由は航空業界における豊富な経験と日本市場への理解。現在の日本市場の回復傾向には、マーケティング活動に加えて旅行業界のパートナーとの関係強化が大きく奏功しているとの考えで、中沢市の経験とスキルが「間違いなく当局に大きな推進力を与えてくれると確信」しているという。

 中沢氏は発表文の中で、「MBA取得のためにボンド大学に3年間在籍し、オーストラリアには強い愛着があります。オーストラリア政府観光局で働くことは非常に楽しみであり、日本という重要な市場でエネルギッシュなチームを率いていくことをうれしく思います」とコメントしている。