itt TOKYO2024

「プレミアホテル門司港」が10月1日に開業、リブランドで

  • 2016年10月2日

プレミアホテル 門司港 プレミアホテルグループとして国内外で29軒のホテルを展開するケン不動産リースは10月1日、福岡県の観光スポット「門司港レトロ街」にある「門司港ホテル」をリブランドし、「プレミアホテル 門司港」として開業した。同社は1999年に開業した「門司港ホテル」を、総額5億円を投じて初めてリノベーション。今年4月にリノベーションを完了し、営業を続けながら施設やサービスの品質向上を検証・確認した上で、名称を変更してオープンした。

 「プレミアホテル 門司港」は地上9階建てで、JR門司港駅から徒歩2分。リノベーションは建築家の野沢誠氏が監修し、ホテルを設計したイタリアの世界的建築家、故アルド・ロッシ氏のコンセプトを生かしながら実施した。

「レッド&ブラック ステーキハウス」のステーキ  同社はリブランドにあたり「グルメホテル」として食の魅力の向上に取り組む考え。15年10月から12月までの第1期リノベーションでは、レストラン「レッド&ブラック ステーキハウス」を新規開業した。同レストランは「北九州初の本格的なアメリカンスタイルのステーキハウス」として、最高品質の佐賀和牛や米国産の「プライムビーフ」を熟成させた「超熟成肉」のステーキを提供している。

 また、朝食ブッフェでは門司名物の「フグの一夜干し」や「焼きカレー」をメニューに加え、地元農家から直送された野菜を使用するなど食材にもこだわった。ご飯も玄米を毎朝ホテルで精米し、炊きたてを提供する。リブランドにあたりデザートブッフェも開始した。

ツインルーム  昨年12月から今年2月まで実施した第2期リノベーションでは、新たにチャペルを開業。今年2月から4月までの第3期リノベーションでは2階のロビーラウンジの壁の一部を取り除き、関門海峡を眺望できる大型の窓を設けて開放的な雰囲気に改装したほか、カフェも併設した。全134室の客室についてはツインルームを大幅に増設し、ツイン107室、ダブル20室、スイート4室、和室3室に変更した。

 なお、10月21日からは1日10室限定の特別宿泊プラン「シェフズテーブル」を販売。世界の旬の食材を取り入れたディナー付きのプランで、毎週金曜日と土曜日に提供する。