中国東方、10月末に中部2路線開設-北京はノンストップ化

  • 2016年9月15日

 中国東方航空(MU)は10月30日、新たに中部/上海(浦東)/蘭州線と中部/青島/成都線をそれぞれ1日1便で開設する。使用機材はともにエアバスA320型機で、座席数はビジネスクラス8席、エコノミークラス148席の計156席。政府の認可取得が条件となる。これによりMUは、中部から中国11都市へ週48便を運航することとなる。

 蘭州は内陸部の甘粛省の省都で、シルクロードとチベットへの分岐点にあたり、古来より交通の要衝として発達している。MUによると同路線の需要は訪日外国人旅行者がメインとなる見込み。

 成都は中国西南部の四川省の省都で、商業などの中心地であることから中部エリアの企業も多く進出。日本からの出張需要なども見込むという。中部国際空港によると、中部/成都間における定期便の開設は、2015年3月以来1年半ぶりとなる。

 また、10月30日からはこれまで青島経由で運航していた中部/北京線を、利便性の向上を目的としてノンストップ化。さらに機材繰りの関係から週2便で運航していた中部/長沙/昆明線を運休する。新路線および北京線の運航スケジュールは下記の通り。


▽MU、新路線と北京線の運航スケジュール(10月30日~17年3月25日)
・中部/上海/蘭州線(デイリー)
MU720便 NGO 16時00分発/PVG 18時05分着 19時35分発/LHW 23時00分着
MU719便 LHW 07時40分発/PVG 10時25分着 12時00分発/NGO 15時05分着

・中部/青島/成都線(デイリー)
MU2006便 NGO 17時40分発/TAO 19時05分着 20時30分発/CTU 23時35分着
MU2005便 CTU 09時00分発/TAO 11時45分着 13時10分発/NGO 16時40分着

・中部/北京線(デイリー)
MU744便 NGO 09時00分発/PEK 11時00分着
MU743便 PEK 16時30分発/NGO 20時50分着