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楽天トラベル、秋の訪日は5割増-オバマ氏訪問で広島が急増

  • 2016年9月8日

 楽天がこのほど実施した9月15日から10月9日までの訪日旅行の動向調査で、予約人泊数の伸び率は前年比49.1%増の大幅増となった。8月16日時点の楽天トラベルの外国語サイトにおける予約を集計したもので、都道府県別では福岡県が219.7%増で最も大きく、2位は沖縄県の102.2%増、3位は岐阜県の99.5%増となった。福岡県は夏休み期間の動向調査でも2位となるなど好調で、特に「福岡市・太宰府・二日市エリア」は255.5%増と大幅に伸長した。

 そのほかには、夏休みの動向調査では上位10位に入っていなかった広島県、愛知県、大分県がそれぞれ5位、7位、8位にランクイン。楽天は7位の広島県については、今年12月に原爆ドームと厳島神社が世界遺産登録から20周年を迎えることに伴い、県などが積極的に観光誘致をおこなっていること、5月に米国大統領のバラク・オバマ氏が訪問して注目が集まったことなどが要因との見方を示している。

 7位の愛知県については広域観光ルートの「昇龍道」が浸透し、その玄関口である中部空港を利用する人が増えたことが理由と分析。8位の大分県については、マンダリン航空(AE)が9月15日から台中/大分線の定期チャーター便を運航することなどが考えられるという。

 楽天は伸び率に加えて、予約人泊数の都道府県別ランキングも発表。1位は東京都、2位は大阪府、3位は北海道、4位は沖縄県、5位は京都府となり、上位5位については順位の変動こそあったものの、夏休みの動向調査と同じ都道府県がランクインした。都道府県別の伸び率ランキングの詳細は下記の通り。

▽楽天トラベル、都道府県別の伸び率ランキングトップ10
(順位 都道府県/伸び率)
1位 福岡県/219.7%増
2位 沖縄県/102.2%増
3位 岐阜県/99.5%増
4位 和歌山県/76.4%増
5位 広島県/72.4%増
6位 香川県/69.1%増
7位 愛知県/67.5%増
8位 大分県/66.3%増
9位 神奈川県/66.2%増
10位 北海道/64.2%増