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政府、タスクフォースで古民家活用を検討、トップに官房長官

  • 2016年9月6日

 政府は9月5日、「歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」の第1回会合を開催した。タスクフォースは今年3月に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき組織したもので、内閣官房長官の菅義偉氏が議長を務める。地方の古民家などを再生・活用し、魅力ある「観光まちづくり」を推進するための方策を検討することが目的で、今年度中の取りまとめを予定する。

 今回のタスクフォースの設置は、日本版DMO候補法人に登録されている一般社団法人ノオトによる取り組みがきっかけ。ノオトは兵庫県篠山市の農村集落の古民家をオーベルジュにリノベーションするなど、集落や地域の再生に取り組んでおり、政府はノオトの取り組みを成功事例の1つとして、全国に拡大し地方創生につなげたい考え。今後の会合では、全国拡大に向けた課題点や対応策などについて検討を進める。

 第1回会合では、NPO法人の尾道空き家プロジェクトなど、古民家の活用などに取り組む自治体や法人など、4者からヒアリングを実施。第2会合では引き続き有識者からのヒアリング実施する。開催日時は後日発表する。タスクフォースの構成員は以下の通り。

▽「歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」構成員
・議長
内閣官房長官

・議長代理
国土交通大臣

・副議長
内閣府特命担当大臣(地方創生)
農林水産大臣

・構成員
内閣官房副長官(政務・事務)
内閣総理大臣補佐官(地方創生担当)
内閣官房副長官補(内政担当)
内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)
内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)兼観光庁次長
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局地方創生総括官補
金融庁監督局長
総務省大臣官房総括審議官
消防庁次長
文化庁次長
厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部長
農林水産省農村振興局長
経済産業省商務情報政策局長
国土交通省都市局長
国土交通省住宅局長
観光庁長官