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BA日本支社長、EU離脱のマイナス影響「なし」-IB再就航に期待

  • 2016年8月21日

▽イベリア航空の予約好調、共同事業でJLとコードシェアへ

BAのブルナー氏 ブルナー氏はそのほか、同じIAG傘下で10月19日から成田/マドリッド線に週3便で再就航するイベリア航空(IB)についても言及。「日本からスペインへの需要は増加傾向にある。再就航でさらに需要が増えるのでは」と期待を示した。BAは、IBの日本での販売を担当している。

 BAによれば、すでにマドリッドでキャンペーンを実施したこともあり、就航当初はマドリッド発の需要が多くなる見込み。日本発は旅行会社各社が下期のパッケージツアーでIB利用商品を造成しており、旅行会社からのフィードバックによれば集客は好調という。

 IBはこのほどBA、日本航空(JL)、フィンエアー(AY)との共同事業について、独占禁止法適用除外(ATI)の認可を取得したところ。BAによれば、IBは同路線でJLとコードシェアをおこなう見込みだ。今後は旅行会社に4社の路線を組み合わせたパッケージツアーの造成を呼びかける方針だが、「現在は1社によるツアーのほうが市場のニーズが高い」ことから、当面はIBで往復するツアーの造成に期待する。

BAのB787-9型機。最新のファーストクラスキャビンを備えている なお、この日のレセプションは、7月から成田/ロンドン線に投入しているボーイングB787-9型機を、2013年からBAの「航空大使」を務めている俳優のオーランド・ブルームさんがアピールするもの。ブルームさんは「新しいレベルの贅沢が体験できる。成田/ロンドン線に投入されていることを嬉しく思う」とアピールし、BAのサービスについては「自分の家にいるような体験を楽しんでいる」と評価した。

 BAでは、B787-9型機の導入とブルームさんの来日を記念し、成田/ロンドン線と以遠の欧州線のファーストクラスを、往復109万円からの特別価格で販売。旅行期間は9月15日から17年1月29日までで、販売期間は1月17日まで。税金や空港施設使用料などは別途徴収する。