プーケットのキーマラ、日本での取組強化-旅行会社に早期割引

  • 2016年8月8日

独特のデザインの建物が並ぶキーマラ  プーケットのラグジュアリーリゾート「キーマラ」は、日本市場での取り組みを強化する。このほど来日した、ディレクターオブセールス&マーケティングのヌラット・アティパット氏は「日本市場はトップ5に入る重要な市場」と強調。「日本人はユニークなものや文化が好きなので、ユニークなキーマラは日本市場に適している」と語ったほか、今後は7割を占める公式ウェブサイト経由のFITに加えて、旅行会社経由の利用者の獲得に向けた取り組みを強化する方針を示した。

(左から)エグゼクティブ・ディレクターのサーモンパン・ソムナーム氏、ヌラット・アティパット氏  同ホテルの客室はコテージやヴィラなど全38棟で、架空の4種類の部族をモチーフに4種類の客室を設定。稼働率は平均70%で、週末はほぼ満室だという。繁忙期は11月から4月までで、米国や香港、ドイツからの利用者が多い。オフシーズンの5月から10月までは日本人を含むアジアからの利用者が多く、最も多いのはタイ人の富裕層という。

 日本人の利用者はハネムーナーや富裕層が多く、2階建ての「ツリー・プール・ハウス」と、鳥の巣をイメージした「バーズ・ネスト・プール・ヴィラ」が人気。今後は販売を強化したいテント風の屋根が特徴的な「テント・プール・ヴィラ」と、藁葺き屋根の「クレイ・プール・コテージ」について、旅行会社向けの早期割引料金を設定し、3割にとどまる旅行会社経由の利用者の拡大をはかるという。