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山梨県の玉屋旅館が破産開始、負債7500万円

  • 2016年6月12日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、山梨県の玉屋旅館が6月1日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者11名に対し、約7500万円。

 玉屋旅館は1897年6月に創業した老舗旅館。身延山久遠寺に近く、参拝客や観光客に精進料理を提供する旅館として知られ、2000年3月期には売上高約1億3500万円を計上していた。

 しかし、近年は利用客が減ったことで、13年3月期の売上高は2947万円にまで減少。赤字決算が続き債務超過に陥ったことに加え、後継者がいなかったことから、14年5月には営業を停止し、15年7月には不動産を差し押さえられていたという。