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大阪観光局とターキッシュがMOU、欧州からの訪日需要を獲得

MOU締結式の様子  大阪府の観光プロモーションをおこなう公益財団法人の大阪観光局と、ターキッシュエアラインズ(TK)は5月13日、欧州からの観光客数の増加に向けてMOU(覚書)を締結した。大阪観光局が航空会社とMOUを締結するのは今回が初めて。今後はTKが有する欧州線のネットワークを利用し、現地でのセミナーや日本へのFAMツアーを開催するなど、共同でマーケティングを実施していく。

 大阪観光局によると、2015年に海外から大阪を訪れた観光客の数は716万人。アジアからの観光客数は大幅に増加しているものの、欧米など長距離方面からの観光客はそれほど伸びてはいないため、今後の課題の1つになっているという。

 両者は同日に、関空で締結式を開催。大阪観光局理事長の溝畑宏氏は「MOUをきっかけに欧州の多くのお客様に大阪や関西方面に来てもらえることを期待している」と述べた。TKアジア極東地区セールス副社長のハルン・バシュトゥルク氏は「インバウンドビジネスにおいて、日本の地方観光局と連携する航空会社の先駆者として、日本の観光産業界をサポートしていきたい」と意欲を示した。