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タイ・フェスティバル、5月14・15日に開催、来場者40万人めざす

  • 2016年5月12日

駐日タイ特命全権大使のブンナーク氏  タイ王国大使館はこのほど、5月14日と15日に東京の代々木公園で開催する「第17回タイ・フェスティバル2016」について記者会見をおこなった。「タイ・フェスティバル」は毎年5月に開催しているタイ文化をアピールするためのイベントで、駐日タイ特命全権大使のバンサーン・ブンナーク氏は「タイのさまざまな分野の選りすぐりが楽しめる」と説明し、「いつか本場の雰囲気も味わいに来てくれれば」と語った。

 同氏によれば昨年の来場者数は約30万人で、今年は35万人から40万人の来場をめざす。テーマは「Discover Thailand's BEST」で、タイの食文化や物産、サービスなどに関する民間企業などが180以上のブースを出展する予定。目玉として、2月に日本への輸入が解禁されたグリーンマンゴーの「チョークアナン」など、珍しい果物も紹介するという。

 会場内には、タイの政府機関などを集めたスペース「Thai Village」も設け、政府が製造を支援する伝統工芸品や芸術品、タイの国内ブランドのファッション、政府が品質を保証する輸出製品など、高品質な製品やサービスを紹介する。

 タイ国政府観光庁(TAT)では同イベントに先駆けて、5月16日まで「トラベルウィーク」と題したキャンペーンを展開しているところ。期間中にジェイティービー(JTB)、エイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)、日本旅行、エス・ティ・ワールドでパッケージツアーを申し込んだ人に、バンコク市内で使用できるBTSスカイトレインの1日乗車券や指差し会話帳を贈呈するなど、6つの企画を実施している。

 TATによると、2015年にタイを訪れた日本人訪問者数は9.2%増の138万1690人。そのうちリピーターが78%、ファーストタイマーが22%を占めるという。TATではタイ・フェスティバルなど一連のイベントを通じて、ファーストタイマーの誘致増とリピーターの需要喚起をはかり、16年は8.6%増の150万人をめざす考えだ。