国内LCC、GW予約数は全社が増加-新興はBCが1割増

  • 2016年4月25日

 ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)のLCC4社が発表したゴールデンウィーク期間(2016年4月28日~5月8日)の予約状況で、予約数と座席数は各社ともに前年を上回り、合計の予約数は34.7%増の36万965人、座席数は36.0%増の49万1872席となった。利用率は0.7ポイント増の73.4%だった。

 国際線については、予約数が最も多かったのはMMで前年比53.3%増の5万4252人。前年からの伸び率では、GKが1379.9%増の1万9979人と最も伸長した。16年2月から国際線の運航を開始したIJは、座席数が4158席とほかの3社に比べて少ないものの、予約率は95.3%で首位に。そのほかの予約率はMMが0.7ポイント減の83.3%、JWが1.2ポイント減の78.5%、GKが4.8ポイント減の70.2%となった。

 国内線の予約数が最も多かったのはGKで2.1%減の11万9065人。前年からの伸び率ではIJが29.8%増の1万171人、MMが13.9%増の10万7438人となった。予約率が最も高かったのはMMで3.0ポイント増の82.4%。2位はJWで0.9ポイント減の72.1%、3位はGKで1.3ポイント増の65.2%、4位はIJで3.6ポイント減の54.0%となった。

 国内線のみを運航するスカイマーク(BC)、エア・ドゥ(HD)、フジドリームエアラインズ(JH)、ソラシドエア(6J)、スターフライヤー(7G)の新興航空会社5社に関しては、予約数が最も多かったのはBCで9.5%増の16万9448人。前年からの伸び率についてはJHが29.9%増の3万926人と最も増加し、5社いずれも前年を上回る結果となった。

 予約率についても、最も高かったのはBCで5.3ポイント増の72.1%。前年からの伸び率ではHDが11.6ポイント増の68.9%、7Gが6.8ポイント増の64.2%などとなり、JH以外の4社は前年から増加した。