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静岡の旅館「日の出」が破産開始決定、負債1.8億円

  • 2016年4月6日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、静岡県浜松市で「食事処割烹旅館 日の出」を経営していた日の出が3月8日、静岡地方裁判所浜松支部から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者18名に対して1億8800万円。

 同社は1962年から同旅館の運営を開始。地元の食材を中心とした料理を提供し、2008年3月期には約6500万円の売上高を計上した。

 しかし、近年は旅行需要が多様化するなか、周辺地域への訪問者数が減少したことなどにより収益が低下。また、過去の設備投資や運転資金として調達した借入金の返済などが重荷となり、先行きの業績回復の見込みも乏しいことから12年3月に同旅館の事業を停止した。その後、不動産売却などの事後処理をおこない、今回の措置となった。