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西武鉄道、18年度に新型特急、ポイントは「やわらかさ」

  • 2016年3月16日

新型車両のイメージ  西武鉄道は2018年度から19年度にかけて、7編成・全56両の新型特急を導入する。同社は12年に創業100周年を迎えたことを記念し、新たな100年のための「フラッグシップトレイン」として、今年4月に運行を開始する観光列車「52席の至福」と、17年の運行開始を予定する新型通勤車両「40000系」の導入を発表したところ。新型特急も「フラッグシップトレイン」の1つとして導入する。特急車両の新造は、1993年に導入した運行中の「ニューレッドアロー」以来25年ぶりとなる。

 車両のデザインは国際的に活躍する建築家の妹島和世さんが担当。コンセプトは「都市や自然のなかでやわらかく風景に溶け込む特急」で、これまでの特急車両のデザインでは「格好良さ」などが重視されたが、新型特急では「やわらかさ」や「やさしさ」を表現するという。内装については「いろいろな人が一緒にいながら思い思いに自由な時間を過ごせる空間」を演出し、「特急で過ごすことが目的となるような車両」をめざすという。