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KLM、B787-9をアムステルダム/関空線に投入、3月3日から

  • 2016年2月25日

KLのB787-9型機  KLMオランダ航空(KL)は3月3日から、関空/アムステルダム線にボーイングB787-9型機を導入する。KLが同型機をアジア路線で使用するのはこれが初めて。座席数はビジネスクラス30席、エコノミークラス264席の前294席。エコノミークラス264席のうち48席は、足元などが広く機内の前方に位置する有料の「エコノミーコンフォートゾーン」。

 2016年の夏ダイヤでは月曜日と木曜日と土曜日の週3便を同型機で運航し、残りの週4便はB777-200型機で運航する。KLによれば、成田線よりも関空線の方がレジャーでの利用客の割合が多いことや、コンフィギュレーションなどを勘案した上で、同路線への導入を決めたという。KLは昨年11月に、同社としては初めてのB787型機による運航を、アムステルダム/アブダビ線で開始している。

 新たな機内は天井高などを拡大したほか、最新のLED照明などを採用。全座席に電源コンセントを備える。機内のインテリアは世界的なオランダ人デザイナーのヘラ・ヨンゲリウス氏が担当。「スタイリッシュで心安らぐ居心地のよいダッチデザイン」で統一したという。また、WiFiサービスも有料で提供する。

B787-9型機のビジネスクラス  ビジネスクラスの座席はフルフラットの状態で全長196センチメートルで、シート幅は68センチメートル。全席が通路にアクセスできるレイアウト。16インチのタッチパネル式スクリーンやノイズキャンセラーつきのヘッドフォンを備え、日本語を含む12言語で200本以上の映画や200本以上のテレビ番組などを提供する。

 食事は洋食と和食から選択可能で、アムステルダム発の洋食ではミシュラン3ツ星シェフのヤコブ・ヤン・ブルマ氏による料理を提供。和食はホテルオークラアムステルダムの和食レストラン「山里」のシェフが監修する。テーブルウェアはオランダ人デザイナーのマルセル・ワンダース氏が担当する。

 エコノミークラスのシート幅は45センチメートルで、リクライニングは108度、シートピッチは79センチメートル。「エコノミーコンフォートゾーン」のシート幅は45センチメートルで、リクライニングは116度、シートピッチは89センチメートルとなる。タッチパネル式スクリーンのサイズは11インチ。機内食は和食と洋食に加え、5種類の有料アラカルトミールを用意する。