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JTB、京都・滋賀・奈良で「日本の旬」、取扱人数100万人めざす

  • 2016年2月23日

 JTBグループは4月1日から9月30日まで、2016年上期の国内旅行キャンペーンとして「日本の旬 京都・びわ湖・奈良」を実施する。「日本の旬」は同グループが国内旅行の活性化に向けて1998年から実施しているもので、京都、滋賀、奈良の3府県を扱うのは11年ぶり。今年は「古きよきこと、新しく。」をコンセプトに、国内外からの旅行者に特別企画商品を提供するとともに、地方活性化に向けた取り組みを展開する。16年上期の京都、滋賀、奈良関連の旅行商品の取扱人数は前年比15%増の100万人をめざす。

 個人旅行向けには「エースJTB」で、醍醐寺、仁和寺、興福寺などの有名社寺の貸切企画を実施。京都五山や大徳寺などでは混雑を避けるために、朝の坐禅を体験するプランを用意する。また、伝統や歴史を体験するため、浴衣を着て祇園祭を観覧するプランや、五山送り火を鑑賞するプランを設定。そのほか、京阪バスと提携して天橋立や近江八幡などを巡る広域周遊観光コースも設ける。団体旅行向けには、地域の特性や特産物などを活かして町おこしに成功した地域を訪ねるプロジェクト「地恵のたび」で、研修旅行や視察旅行、校外学習などに利用できるプログラムを用意した。

 訪日外国人旅行者向けには、主力商品である「サンライズツアー」と「エクスペリエンスジャパン」の商品や、訪日旅行予約サイト「JAPANiCAN.com」の宿泊プランおよび着地型商品のラインナップを強化する。京都市内では昼食・夕食プランや、中国語によるオプショナルツアーなどを増加。滋賀と奈良でも各種プランを拡充し、広域での滞在を推進する。

 このほか、ウェブサイトでの取り組みとして、るるぶトラベルではキャンペーン特集を展開し、ウェブ限定のプランを販売するほか特集ページを開設。京都、滋賀、奈良の施設で利用できる割引クーポンの配布などをおこなう。