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琵琶湖の冬の風物詩「雪見船クルーズ」 3月10日まで運航

 琵琶湖の冬を湖上から楽しむ「雪見船クルーズ」が今冬も運航されている。20年ほど前から始まった冬の琵琶湖の風物詩。びわ湖雪見船協議会(金子博美会長)と琵琶湖汽船(川戸良幸社長)が3月10日まで運航する。

 クルーズは、大津港と長浜港を結ぶ。長浜では今年で65回目を迎える「長浜盆梅展」がクルーズに合わせて行われ、準和風の座敷に3㍍近い巨木や樹齢400年を超える古木など約90鉢が展示されている。

 運航初日の1月9日にはマスコミ向け試乗会が行われた。沖島や沖ノ白石、多景島、竹生島、白鬚神社を湖上見学し、長浜盆梅展のほか長浜市曳山博物館を見て回った。長浜港では長浜観光協会(岸本一郎会長)の歓迎のセレモニーが開かれ、岸本会長から金子会長に花束が贈呈された。

 この日が初公務になるという滋賀県の池永肇恵副知事も乗船し「広大な琵琶湖を船で結んで滋賀県観光をアピールすることが大事。日本は富士山で知られるが『日本といえば琵琶湖』と言われるように琵琶湖の魅力を伝えたい」と話した。

 雪見船は、往路が大津港10時発、長浜港12時40分着。復路が長浜港14時発、大津港16時50分着。予約があればにおの浜港、おごと温泉港、琵琶湖大橋港、彦根港にも寄港する。1月31日までは土日月祝日のみ、2月1日-3月10日は毎日運航。乗船料は片道大人3千円(往復は5千円)、小人1500円(同2500円)。彦根-長浜間の片道乗船は500円。雪見船片道利用で竹生島上陸を希望する客には1500円(通常3070円)の特別価格を用意している。

 金子会長は「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産として日本遺産に選ばれた琵琶湖湖上からの風景は貴重なもの」と語り、比叡山やおごと温泉など魅力ある施設が湖周辺に点在していることも訴えている。

 (16/02/01)


情報提供:トラベルニュース社