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西武鉄道、レストラン観光電車「52席の至福」、16年4月から

  • 2015年12月24日

スペードは水、ダイヤは紅葉、グローバーは緑と至福、ハートは利用者を思う気持ちをイメージした  西武鉄道は2016年4月17日から、観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」の運行を開始する。4両編成のうち2両をダイニングレストランとして提供するもので、定員は52名。池袋駅から西武秩父駅間、西武新宿駅から西武秩父駅および本川越駅間を、臨時電車として土日祝日を中心に年間100日程度運行する予定だ。16年2月1日から専用ウェブサイトで予約受付を開始する。 

 1号車には多目的スペースとトイレ、2号車と4号車には26席ずつのレストラン、3号車にはオープンキッチンをそれぞれ設けた。愛称は定員が52名であることや、電車内で過ごす時間の特別感などを表現したもの。ロゴマークのデザインについては、トランプの絵札の枚数が座席数と同じであることから、トランプをモチーフとした。

 車体には秩父の四季をイメージして、1号車には芝桜や「長瀞の桜」を、2号車には山の緑を、3号車には秩父連山の紅葉を、4号車には「あしがくぼの氷柱」を描いた。内装についても渓谷などをイメージし、沿線で生産する木材や伝統工芸品を使用する。

「52席の至福」1号車外装