日本航空と三重、食と観光振興で協定、3月から機内食など

  • 2015年12月14日

中部発の国際線で16年3月から提供する伊勢海老を使った機内食 日本航空(JL)と三重県は12月12日、観光と食に関する協定を締結した。JLが9月30日に始動した観光振興と農水産物をテーマとする地域コラボレーション企画「JAL 新・JAPAN PROJECT」の一環で、同県との協定締結は今回が初めて。2016年5月に同県で開催する「伊勢志摩サミット」に向けて連携を開始する。

 JLは16年3月から、中部発の国際線ビジネスクラスで三重県フードイノベーション課が監修した機内食を提供。対象路線は中部/バンコク、天津、上海(浦東)、台北(桃園)線とした。メニューは3月から5月までは伊勢海老と鹿肉、6月から8月まではアワビと猪肉をメインとした洋食を用意する。また、国内線ファーストクラスでは5月から三重県の食材を使った機内食の提供を予定している。

 16年4月からは機内誌「SKYWARD」で三重県の特集記事を掲載するほか、機内ビデオで三重県のプロモーション動画を放映。JLの公式ウェブサイトでは、訪日外国人向けに三重県の観光情報を発信する。対応言語は英語、中国語簡体字・繁体字、フランス語、ドイツ語、ロシア語。