クラツー、うるう年限定お遍路逆巡りの旅、東名阪発16商品

  • 2015年12月14日

 クラブツーリズムはこのほど、うるう年限定企画ツアーとして「逆打ち 四国八十八ヶ所めぐり」の販売を開始した。「逆打ち」とはうるう年に八十八ヶ所の札所を逆に巡るもので、今回は2012年に実施した「逆打ち」ツアーから商品数を8コース増やし、計16コースを用意。出発日は16年1月から12月までで、出発地は首都圏と愛知県のほか、初めて関西発のコースを設定した。旅行代金は8800円から49万8000円まで。

 首都圏発のコースは、1回で八十八ヶ所すべてを巡るものから、6回に分けて回るものまで9コースを用意した。例えば、人気のコースである「四国八十八ヶ所逆打ち14日間」では、バスを利用してすべての札所を巡る。コースでは「逆打ち」を始めたと言われる衛門三郎の邸宅跡に建立された文殊院のほか、衛門三郎終焉の地である杖杉庵を参拝。岩本寺では大師堂の御開帳を見学する。結願後に再び訪れる第八十八番札所の大窪寺では大師堂の内拝と護摩祈祷をおこなうほか、高野山では弘法大師が伝えたとされる瞑想技法「阿字観」を体験できるという。

 また、愛知県発のコースは前回から3コース増の全5コースを設定。同社によるとどのコースも申し込みは好調だという。関西発コースはバスでの移動と徒歩を組み合わせ、全12回の行程で1年間かけて八十八ヶ所を巡るものを用意した。なお、参加者にはツアー特製の経本のほか、金剛杖やオリジナルのお参り地図、納札などを贈呈する。