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JATA経営フォーラム、16年は「交流大国」テーマ-分科会にトップ多数

  日本旅行業協会(JATA)は2016年2月22日、「JATA経営フォーラム2016」を開催する。テーマは「交流大国への挑戦-担い手としての旅行業の役割-」で、横浜市長の林文子氏が「人に寄り添うリーダーシップ~すべては共感と信頼から~」と題した基調講演を、解剖学者で作家の養老孟司氏が「旅の壁(仮)」をテーマとした特別講演をおこなう。

 分科会は、航空会社、宿泊業界、海外旅行、女性の活躍をテーマに据え、パネルディスカッションを中心とした構成とする予定。JATA会員などから「業界トップの話が聞きたい」という声が多く挙がったことを受け、旅行会社の社長や執行役員が登壇して議論をおこなう。

 分科会Aは「航空会社との新たな連携の在り方と課題(仮)」とし、ジェイティービー(JTB)グループ本社執行役員旅行事業本部副本部長の伊藤智氏、全日空(NH)常務取締役執行役員営業部門統括の志岐隆史氏、日本航空(JL)執行役員旅客販売統括本部副本部長の二宮秀生氏が登壇。このほか、LCCの参加も検討しているという。モデレーターはJATA事務局長の越智良典氏が務める。

 分科会Bは「宿泊業界との新たな連携の在り方と課題(仮)」で、i.JTB代表取締役社長の今井敏行氏がモデレーターを担当。パネリストとして、ホテルや旅館の代表者3名程度と、旅行会社が参加する予定だ。

 分科会Cは「女性の活躍で企業は強くなる!(仮)」と題し、JATA関東支部の「LADY JATA委員会」が、各旅行会社の女性社員や、上司の男性管理職などからのヒアリングを踏まえ、旅行会社の経営者に向けレポートを発表する。同委員会は12年に女性の視点から業界の問題を検討して改善をめざすことを目的として発足したもので、今回の経営フォーラムでは改めて現場職員や管理職との意見交換をおこなう。

 分科会Dは「海外旅行の未来展望を語る-旅行会社の役割・存在意義とは(仮)」で、各旅行会社や事業のトップが海外旅行の未来の展望や、旅行会社の役割および存在意義について語るとともに、16年を海外旅行復活の年にするべく議論するという。モデレーターはミキ・ツーリスト代表取締役社長の檀原徹典氏が務め、パネリストとしてエイチ・アイ・エス(HIS)代表取締役社長の平林朗氏、クラブツーリズム代表取締役社長の小山佳延氏、JTBワールドバケーションズ代表取締役社長の井上聡氏、楽天執行役員トラベル事業長の山本考伸氏が登壇する。

 参加は有料で、2016年2月18日までウェブサイト上で受け付ける。開催概要は下記の通り。

▽JATA経営フォーラム2016開催概要

日時:2016年2月22日(月) 13時00分~18時00分
会場:六本木アカデミーヒルズ49 (六本木ヒルズ森タワー49階)
テーマ:交流大国への挑戦-担い手としての旅行業の役割-

プログラム(予定):
開会挨拶/13時00分~13時10分
来賓挨拶/13時10分~13時20分
基調講演/13時20分~14時20分
分科会 /14時30分~16時45分
特別講演/17時00分~18時00分

参加申し込み>
https://qooker.jp/Q/ja/20160222/forum2016/