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外務省、トルコ東部に注意喚起、一部引き上げ-クルド組織がテロ

  • 2015年10月5日

 外務省はこのほどトルコ東部のウードゥル、カルス、アール、エルズルム、エルヅンジャンの東部5県と南東部アドゥヤマン県を、それぞれレベル1の「十分注意してください」に指定した。9月8日にウードゥル県のアゼルバイジャン国境に向かっていた警察車列に対して反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)による爆弾テロ事件が発生し、警察官13人が死亡したことを受けての措置。8月以降、他県においてもPKKによるテロ攻撃が発生しており、今後も活動が活発化する恐れがあることを勘案した。

 そのほか、南東部のディヤルバクル県の海外安全情報をレベル1からレベル2の「不要不急の渡航は止めてください。」に引き上げた。同県でも7月に、PKKによる警察官襲撃事件が発生している。

 シリアおよびイラクとの国境地帯に発出している退避勧告と渡航中止勧告、イスタンブール県など9県に発出している注意喚起については、それぞれ継続する。