運転手付きのレンタルトラックサービスを手がけるハーツはこのほど、訪日団体旅行者向けの荷物運搬サービス「東京ポーターサービス」の提供を開始した。同サービスは訪日団体旅行者の荷物を、トラックを貸し切って当日中に配送するもの。発着地は羽田空港もしくは東京駅で、発着地から目的地まで、または指定の場所から発着地まで運搬する。最近はレンタルトラックサービスを利用する訪日旅行者が増加していることから、サービスの提供を開始したという。2016年7月までの1年間で、累計1億円の売り上げをめざす。

　東京ポーターサービスはトラックを貸し切るため、荷物の個数が多い団体の利用の場合、宅急便に比べ安価な料金で利用することが可能。日本語がわからない外国人旅行者にも理解しやすいよう、料金は目的地までの直線距離で算出するほか、手荷物はサイズや重量、個数に制限は設けず、梱包も不要とした。申し込みは大手旅行会社や同社ウェブサイトなどで日本語で受け付ける。

　ハーツによると、今後はサービスの発着地を成田空港や中部国際空港、関西国際空港に順次拡大していく計画。また、来春以降には外国語のウェブサイトも開設する予定という。