インタビュー:エアアジアX日本市場開発担当のサカリ・ロム氏

  • 2015年7月23日

旅行会社の販売強化
売りやすさ工夫しWin-Winの関係を

-現在の予約の手段は

ロム 弊社サイトに旅行会社用の個別IDでログインしていただいて、そこで操作していただいているほか、団体の場合はグループデスクというセクションがあり、メールか電話で予約を作っていただいている。その予約も弊社サイト上に反映され、確認することができる。

 GDSとの関係についていえば、例えばアマデウスやガリレオではアベイラビリティを確認し、ブッキング自体も作ることができる。ただ、バゲージやミールといったものは、弊社サイトに比べるとできることが一部限られてしまう。また、ビヨンドを含めて旅程を作成できないなど不完全な状態なので、そこからの流通はほとんどない。


-発券や決済はどのようなしくみでしょうか

ロム 発券という概念はなく、精算をしない限りブッキングが作れない。逆にPNRができた時点ですでに決済が終わっていることを意味する。これはLCCらしい特徴だろう。団体のグループデスクであれば、いわゆるホールドのような形は技術的には可能だが、FITでは現実的ではない。今後は、GDSで普通に予約でき、ホールドもできるようにしたい。

 決済は、今はクレジットカードと請求書精算、あとはBSPでの精算も可能だ。BSP経由の場合、弊社のIDを取得していただく必要があるが、プレートは必要ない。現在は契約件数ベースで10件程度のIDしか稼働しておらず、年内に20件程度までは増やしたい。そのためにも、現在より容易に契約を締結できるようにする。ご興味があれば担当者に連絡して欲しい(比留間氏中島氏)。