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楽天トラベル、夏の国内旅行は35%増-外国人旅行は倍増

  • 2015年7月1日

 楽天がこのほど発表した楽天トラベルの夏休み期間(2015年7月15日~8月31日)の国内旅行予約動向で、予約人泊数は前年比35.4%増となった。また、2名以上で利用した場合の1人泊あたりの宿泊単価も4.4%増と伸長。同社では、夏のボーナスが3年連続で増加していることが一因との見方を示している。

 今年の傾向としては、訪日外国人旅行者数が大幅に伸長していることで、国内宿泊施設の稼働率が高まっていることから、早期の予約が増加。90日以上前の予約が49.8%増と飛躍的に伸びたという。

 方面別で見ると、前年同期比からの伸び率では富山県が91.3%増と最も増加。北陸新幹線が開業したことで好調に推移しており、特に富山市エリアが112.5%増、金沢市内と周辺エリアが100.8%増、高岡エリアが80.3%増などと大幅に増加した。

 また、2位の奈良県や4位の滋賀県など、上位10位に近畿の4都道府県がランクイン。高野山が開創1200年を迎えることで、高野山金剛峯寺や高雄山寺などが注目を集めているという。

 行き先別の宿泊予約人泊数ランキングでは、東京都が昨年の2位から1位に上昇。続いて2位が沖縄県、3位が北海道となった。

 交通手段については、高速バス予約が52.3%増と大幅に伸長。東京都発宮城県着の利用が最も多く、なかでも女性での利用が約6割を占めたという。加えて、レンタカー予約も28.3%増と好調に推移。特に北陸エリアが98.0%増、近畿エリアが63.6%増と前年を上回った。

 旅行の目的と過ごし方ランキングについては、1位が温泉、2位が自然・景勝地、3位は食事となった。

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※同調査は6月14日時点での予約人泊数実績をもとに算出したもの。