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ポーランド、ハンガリー、チェコが共同セミナ-新素材など提案

  • 2015年4月28日

ポーランド政府観光局日本支局局長のマリウシュ・ワタ氏  ポーランド政府観光局はこのほど、ハンガリー政府観光局、チェコ政府観光局と協力し、旅行会社向けに「中欧観光セミナー」を開催した。セミナー冒頭で挨拶したポーランド政府観光局日本支局局長のマリウシュ・ワタ氏は「現在中欧は注目が集まっている。新商品も造成されており、このタイミングで3ヶ国でセミナーを開催するべきと思った」と話し、「今回は日本ではあまり知られていない新しい魅力を紹介したい」と説明した。

 ポーランド政府観光局からは、局長補佐の石川みゆき氏がプレゼンテーションをおこなった。琥珀の世界的な産地であり、琥珀工房の見学などができるグダンスクや、アール・ヌーヴォー様式の建物が点在するクラクフなどを観光スポットとして提案。また、ポズナンでは、特産品であるクロワッサン風の菓子「ロガル」などを紹介した。

 ハンガリー政府観光局は、新たな素材として北東部のエゲルと周辺地域を紹介。「ホッロークー古村落」や「ホルトバージ国立公園」などの世界遺産を説明したほか、温泉やワイナリー、宿泊施設なども提案した。同局日本代表の勝田基嗣氏は、日本人宿泊数のうち約90%がブタペストのみに滞在している点を問題視し、「エゲルにもう1泊してほしい。ぜひツアーに組み込んでほしい」と訴えた。

 チェコ政府観光局は、世界遺産や音楽、温泉などをアピールした。プレゼンテーションを実施した沖中繁男氏は、5月12日から6月3日まで開催される「プラハの春音楽祭」では近年は外国の交響楽団も招聘し、今年はハンブルグ北ドイツ放送交響楽団が参加することを説明。「ぜひツアーに入れていただきたい」と強調した。このほか、新たな素材としてチェコビールやチェコの人形劇なども紹介した。