シャングリ・ラ ロンドン、日本人客倍増に意欲、独自の景観アピール

  • 2015年4月20日

シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント&総支配人のダレン・ギアリング氏  シャングリ・ラ ホテル ザ・シャード ロンドンからエグゼクティブ・バイス・プレジデント&総支配人のダレン・ギアリング氏がこのほど来日し、旅行会社向けのアフタヌーンティーイベントを開催した。同ホテルは2014年3月にロンドンにある全長310メートルの高層ビル「ザ・シャード」内に開業。34階から52階までを占めており、ギアリング氏は床から天井まで続く大窓からの、グローブ座、セントポール寺院、ロンドン塔、タワーブリッジなどを眺める「他にはないユニークな景色が一番の魅力」とアピールした。

 客室数はスイートを含む全202室。当初はビジネス需要を見込んでいたが、立地の良さから6割がレジャー客、4割がビジネス客だという。宿泊者は英国、アメリカ、中東の宿泊者が多く、日本市場は現在約5%程度だが「今後は10%に広げたい」考えだ。政府観光局や旅行会社と協力し、販売を強化していくとした。

 まずは5月のガーデニングイベント「チェルシーフラワーショー」や、6月末から7月中旬まで開催されるウィンブルドン選手権、10月のラグビワールドカップ2015などのイベントをフックに利用を呼びかけていく。特にラグビーワールドカップは2019年に日本でも開催予定であることから、特別プランも用意する。

 また、同氏は日本人向けサービスについて言及。日本語を話すスタッフも3名配しているほか、全室にウォシュレットトイレを完備しており、浴衣も用意していると紹介した。