ペルー・クスコ、6月24日「インティ・ライミ祭り」開催時期に行われる伝統的なダンスご紹介

  • 2015年4月10日

 先日ご案内いたしました、2015年6月24日(水)に開催される南米三大祭りの一つ、「インティ・ライミ」(Inti Raimi=太陽の祭り)の続編として、今回はクスコの伝統的なダンスをご紹介いたします。

 ペルーでは各地域で様々なダンスが踊られておりますが、前日6月23日のパレードでは、各地域の伝統的なダンスを1日で観ることが出来ます。

 クスコでは伝統的な踊りが多数あることから「フォルクローレの都」とも言われており、今回はその一部をご紹介いたします。

 この時期のクスコに是非お越しください。

■ クスコの伝統的なダンス
◎ Capac Colla (カパックコジャ)
クスコとボリビアを行き来する高地アルティプラーノの商人をモチーフにしたダンス。

 有名なダンスでキラキラと装飾品をつけ、エレガントな衣装をまとって踊ります。

◎ Capac Chuncho (カパックチュンチョ)
インカ時代の戦いのダンス。アンデスとジャングルの住民の戦いと物々交換をモチーフとしています。衣装として鳥の色鮮やかな羽とマスクを身に着けます。

◎ Negrillo
黒人奴隷を思うダンスで、宗教的な意味合いも表しています。黒いマスクにおしゃれ帽子は独特。

◎ Ukuku
動物と人間をつなぐ世界をダンスで表現し、動物の毛皮を真似た衣装と動物の仮面をします。

◎ CARNAVAL CUSQUENO (クスコ・カーニバル)
クスコ市内のダンス。カラフルな衣装で庶民的なダンス。

◎ LOS JILGUEROS (ロス・ヒルゲロス)
クスコ州カルカ市のダンス。鳥の求愛ダンスをモチーフに哀愁漂う雰囲気の音楽に合せてピュアーで真の愛を表現。

◎ INGRATA (イングラタ)
カルカ市のダンス。愛する女性が相手にしない男性が悲しみながら歌い踊る。裏切られた気持ちを表す。

◎ TURKUY (トゥルクイ)
クスコ州、カンチス市・ティンタ村、とカナス市・ヤナコア村のアンデスの人々がキリスト教のために踊る。

◎ SALLAQ TUSUY (サジャック・トゥスイ)
クスコ州のキピスカンチ市・ウルコス村のサンタクルデサジャックという小さな村が発祥のダンス。

 祭りに出かける男女の駆け引きを再現するダンスで、特に男性は畑仕事ができる強さをアピールします。

◎ SARAS PILLU (サラス・ピジュ)
キピスカンチ市、マルカパ村のラクオ・コミューニティが雨に感謝するために踊る。

 そして聖なる大地パチャママに感謝するためにも男性同士が石投げをイメージして踊る。

◎ QASWA KIO (カスカ・キオ)
キシピカンチ市の踊り、幸運を運んでくれる鳥への感謝。鳥によって良いフルーツの収穫ができるとされます。

◎ CARNAVAL DE AMPHAY (カルナバール・デ・アンパイ)
カルカ市ピサック村のアンパイで発祥し、祭り気分で愛に落ちるダンスを表現。カップルでアンデス花を摘み、仲良く踊る。

◎ CARNAVAL DE MOLLOMARKA (モジョマルカ・カルナバール)
パウカルタンボ市モジョマルカ村とチチナ村で踊られ、廻ったりするのが多いダンスです。

 力強いダンスでカップルで離れないためにしがみつく表現などもあります。

◎ CARNAVAL DE SULLUMAYO (スルマジョ・カルナバール)
フワロ市スルマヨ村が発祥。農作物や鳥などを感謝の気持ちとして主が住む荘園まで行進します。

 行進中では好きな人に接するチャンスとして男女共にお互いにアピールをする。

◎ SOLISCHAY (ソリスチャイ)
カンチス市ティンタ村。一般的に広く踊られており、ショッピングをする様子などを表現する。

◎ CARNAVAL DE KANAS (カナス・カルナバール)
カナス市のダンス。愛を表現したダンス。徐々に盛り上がり、お酒に酔いながらも気持ちを正直に伝え、カップルが成立する様を表現。

◎ Q'ARA TAKAY (カラ・タカイ)
ピトクマルカ村。インカ時代から踊られ、周辺の4つの村が集まり、動物の皮を狩りで手入れた喜びを表す。

◎ K'AJCHA (カハチャ)
ティンタ村。闘牛との戦いを表現し、恐怖を表すダンス。色鮮やかな衣装を身に着けます。

※参考: 「インティ・ライミ」前日のパレードの様子がご覧いただけます。

https://www.youtube.com/watch?v=N05f1R8oznY


情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会