愛知県、加納國雄氏を観光局長に、訪日需要喚起に期待

  • 2015年3月19日

 愛知県は4月1日付けで、振興部観光局を新設し、局長に現大阪観光コンベンション協会大阪観光局長の加納國雄氏を任命する。同氏は大阪観光局で現職に就く以前は香港政府観光局(HKTB)の日本局長も務めていた。愛知県での任期は2017年3月31日まで。

 愛知県では観光振興に力を入れているところで、今回の組織改正と加納氏の登用もこの一環。組織改正では、現在の「地域振興部」を「振興部」に改称し、その下に観光局を設置。従来、観光政策は産業労働部の観光コンベンション課が担っていたが、観光局に移管する。従事する職員の数は27名。

 愛知県知事の大村秀章氏は3月18日の会見で、「愛知の豊かな自然や歴史文化、食産業、スポーツ施設など様々な資源を最大限に活かして海外での愛知の認知度を向上して、インバウンド集客増に繋がることを期待している」とコメント。その上で、「スピード感を持って大胆に活躍していただき、観光施策を新たなステージに引き上げるとともに、多くの方々を惹きつける愛知を実現していただきたい」と語った。