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BTN、国際航空券の24時間発券開始、在外法人活用で

  • 2014年11月27日

 ビジネストラベルネットワーク(BTN)は11月から、国際航空券の24時間発券サービスの提供を開始した。同社は日本旅行、トップツアー、近畿日本ツーリスト3社出資による国際航空券の発券受託会社。今回は親会社の米国在外邦人と自社の自動発券システムを組み合わせ、24時間対応を可能にした。これにより、BTNに発券業務を委託するインハウス旅行会社は、顧客の現地滞在中の日程変更や緊急な夜間・日祝日などの発券対応が低廉なコストで可能になるという。

 具体的には、親会社の米国の在外法人ネットワークの時差を利用し、在外法人と協業して日本営業時間外の発券を在外法人が担当する。また、今までは日本の日中営業時間内のみで稼働していた自動発券システムを24時間稼働し、業務の効率化をはかる。BTNによると、24時間のうち一部の時間帯を除き人的対応をおこなうが、難しい時間帯は自動発券システムを活用する。

 BTNによると、現在は年末年始や米国の祝日などは24時間対応の対象外だが、来年中の24時間365日対応の実現に向け、取り組みを継続していくとした。

 なお、自動発券システムの24時間稼働はアクセス国際ネットワークの新機能「Switchable Access」を採用したことに伴うもの。これにより、AXESS端末で作成されたPNRを世界各地のトラベルポート端末で変更・発券できるようになり、在外法人において既設の異なる予約発券システムを使用した対応が可能になったという。