JTB、大阪発で3世代向け新商品、グアムとハワイで-2050名目標に

  • 2014年8月19日

 JTBワールドバケーションズ西日本販売本部は、3世代家族をターゲットにした2014年下期の新商品「ラブ・ファミリー 三世代におすすめ!」を発売した。グアムとハワイの2方面で展開し、グアムは1150名、ハワイは900名の販売をめざす。

 JTB西日本地区の店頭アンケート調査によると、3世代旅行の場合、旅行パンフレットを選ぶ主導権は母親にあり、旅行費用の支払いは祖父母がおこなうケースが多い。こうした状況を踏まえ、パンフレットにはJTBの「ママさんスタッフ」が選んだ3世代別のモデルプランを紹介。母親が祖父母を誘いやすく、相談しやすいようなプランを用意した。

 例えば、グアムでは祖父母向けに、日本食ディナープランや、朝食で白飯や味噌汁などの日本食を提供するホテルを利用したプランを設定。また、グアム、ハワイでコネクティングルームが追加代金なしで手配できるホテルも用意した。さらに、通常現地申し込み、現地払いが多いオプショナルツアーにおいて、一部を除き日本で申し込み、支払いできるようにし、出発前に旅行費用がほぼ確定でき、予算に応じて旅が選べるようにした。

 また、アンケート調査で3世代旅行のきっかけで「記念日の旅行」が一番多いという結果が出たことから、記念日旅行向けのオプショナルツアーを充実。例えば、グアムでは風船が入ったギフトボックスを部屋に届ける「バルーンギフト」を用意。ハワイでは、ウクレレ、またはミッキーマウスとミニーマウスのぬいぐるみとハワイアンジュースやマカダミアナッツなどのスナックバスケットをセットにした記念日ギフトを提供した。

 このほか、秋冬の家族旅行では未就学児の子ども連れのケースが増えることから、小さな子ども向けの特典を強化。エコノミークラス利用の場合、2歳未満の幼児代金を100円にするほか、2歳以上12歳未満の添い寝の子ども料金を、グアムで最大5万円、ハワイで10万円引きにする割引を用意した。また、60歳以上ならグアムで旅行代金から5000円、ハワイで1万円割り引く祖父母向けの施策も実施。加えて、グアムでは3世代家族参加の祖父母限定で、45日前に予約した場合、1名あたり追加代金1万円でビジネスクラスへのアップグレードも可能とした。